新型コロナウィルスは日本にパラダイムシフトを引き起こす!?

新型コロナウィルスの感染が全世界に広がっています。
すでに、南極を除くすべての大陸に感染、77ヵ国 7万2,800人近くが感染、死者も3,000人を超えました。

ここまでくると、もう感染元がどうだ、クラスターがどうだと言っても始まりません。
個人一人ひとりが危機意識をもって自衛するしかないかと思います。

このウィルスの厄介なところは、感染しても特に若い世代には無症状、もしくは軽症の場合が多いこと。
これは、自覚することなくウィルスをばらまく可能性が非常に高くなることを意味します。
なので、
・出来る限り人の集まる場所に行かない
・とにかく、手で顔を触らない
・気がついたら石鹸で手をあらう(指の間、手首まで)
これらを徹底するだけでもかなりリスクは避けられるはずです。
徹底しましょう。

とことで、新型コロナウィルス(COVIC-19って書いた方が良いのかしら)感染流行は確かにそれだけを見ると大変な災害ともとれる事態ですが、その裏で起こっていることを見てみると、大きな変革のチャンスだぞ、とも言えそうなのです。

政府からテレワーク実施の協力が呼びかけられると、いきなり電通が本社勤務5,000人を、原則「在宅勤務」に。
これには驚きました。確かに電通社員の感染が確認されたということがきっかけではありましたが、いきなり本社全部をテレワークにするとは。
同時に思いました。「やればできるじゃん!」(笑)

そうすると、間髪入れずに資生堂が8,000人(国内従業員の約3割!)をテレワークに移行させました。化粧品会社ということで、どうしても接客スタッフは難しいとしても、この動きは早かったですね。

そうして、1週間が過ぎた頃には主要企業の約7割が何らかの形でテレワークを導入することになりました。

コロナ騒動が起こる1年以上前から政府は「働き方改革」と銘打って、就業状況の改善・改革を即してきましたが、残業が表向き減った(実態は持ち帰りの増加)くらいで、たいした効果もみられませんでしたが、今回の騒動で一気に加速です。

ここまでネットワークが発達した社会で、何が何でもオフィスに行かなければならないというのは、正直ナンセンスだと感じていましたが、それが現実化した感じです。
なので、やればできるじゃん、というわけです。

もちろん、緊急対応策なので様々な問題が未解決のままということもありますが、ここは日本人の悪い癖「石橋を叩いて乗り遅れる」(笑)を捨て去って、まずは走ってみる、ということを社会全体が覚えてもいいかと思います。

この状況が定着すれば、日本の個人当たりのGDPは格段に向上するでしょう。
これは、ダイレクトに国力全体の大幅強化につながります。

オフィスに行ったからと言って、仕事をした気になっていることも減るでしょう。
自分も振り返ってみると、会社で8時間いたとしても、そのうち本当に創造的な仕事をしていたのは何時間だったかと振り返れば、いいとこ4時間程度だったと思います。
誤解を恐れずに言えば、ほとんどのサラリーマンがそんな感じかと。

これがテレワークになると、基本的に結果重視になります。
そこに「存在している時間」という管理から、時間はどうあれ「成果」で管理されざるを得なくなります。

企業側も本当はこっちの方が管理もしやすいし、業務方針も組み立てやすいはずです
それが、過去からの慣習の呪縛から逃れらない、もしくは新たなテクノロジーへの拒否反応から老害ともいえる企業経営者(管理職も含む)が踏み込めていなっただけだと思います。

もう10年以上前になりますが、老舗のWeb制作会社に居た時、雇用形態は裁量労働制でしたので、出退社時間の縛りはなかったですし、私のチームメンバーも出社はバラバラ。
チーム全員でのミーティングは週1回1時間~1時間半程度
また、チームのデザイナーは集中したいからと、一人で喫茶店で作業していました。今でいうノマドってやつですね。
私自身もよく家で仕事してましたし、オフィスにいたのは30分だけということもありました。
それでも全く支障なく、当時年間1億PV越え、1200P以上の巨大サイトの運営は滞りなく行えていました。
そんなもんなんです。

ただ、成果主義を怖がる人が結構いますよね。ノルマに追われてギスギスするとか、結局残業しないと成果出せないとか、そもそも能力が追っつかないとか…..

これからの成果主義は、失敗してもOK!なものにしないといけないと思います。
まずはミニマムな実験からスタートしてチャレンジしてみる、というのが当たり前にする。
当然、実験ですから山のような失敗も生まれるでしょう。でもそれは次のステップへの肥しです。

そんな風潮一つで社会は大きく変わるんですよねぇ。
そのきっかけが今回のテレワーク普及なんじゃないかと。

 


これまで働き方とは違うものをもとめているなら、ここにその答えがあるかもしれません

冒険家志望のあなたへ


 

 

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