トラックボール ~ Kensington Pro Fit Ergo Vertical Wireless Trackball ~

もう20年近くマウスではなくトラックボールを使ってます。

その昔、某大手Web制作会社に居た頃、普通のマウスで腱鞘炎になりまして、それからトラックボールに切り替えました。
それから、かなりハードに使っても腱鞘炎にはならずに済んでます。
場所を取らない、ボールを意味なくコロコロできる(ハンドスピナー代わり 笑)とメリット多し
もう、普通のマウスは使う気になりません。笑

独立してしばらくしてからずっと使ってきたトラックボールが、いよいよ不調に。
ELECOM M-XT3DRBK 
形状も大きさも自分の手にはフィットしていて、球も換えて快適に使っていたのですが….

最初はブラウザなどの進むボタンが効かなくなり、先週くらいから左クリックボタンにチャタリングが出だした。
「チャタリング」とは、ボタンを一度しか押してないのに二回以上信号が出てしまう事。
ブラウザなんかで、新しいタブを開こうとして2枚開けてしまう。
こうなると、ドラッグも上手くできなくなるし、ストレスが溜まってくる。

これは、ボタン下にあるスイッチが寿命で不具合を起こしているから。
トラックボールに限った現象ではないけれども、特にトラックボール界では不動の王者である、Logicool SW-M570がまだM570だった時に、抜群に使いやすいが、チャタリングが出る確率が非常に多いということで有名
実際、自分も使ったM570も漏れなく発生。

で、ELECOMに乗り換えたのだけど、M570に対策品が出たという事で再度購入。
これは今でもラップトップ用として活躍中。

話を戻して、もう5年も使ったELECOM。結構酷使してきたから寿命だと判断。
次期機種の選定に着手。

と、Kensingtonに新機種デビューのニュース!
Kensingtonといえば、トラックボールの老舗中の老舗。
主に中指仕様の大きめのボールのモデルが多いが、最近は親指ボールタイプも出してます。

今回選んだのは、
Pro Fit Ergo Vertical Wireless Trackball

一番の特徴は、何と言ってもそのフォルム。
エルゴミクスを考慮しての60°の傾き!
自然に腕を机に乗せた時に、そのまま握れる形になっており、腕に優しいと言われているトラックボールをさらに優しくしようというもの。

普通に置いてこの状態。
60°の傾きについてはもちろん事前にしていましたが、実物を見ると想像以上でちょっとビックリ。

実際握ってみると、最初は違和感あり。
通常のトラックボールのように深く握り込んでしまうと、クリックボタン左の戻る/進む(と設定されている)ボタンが押しにくいし、スクロールホイールを人差し指で回そうとすると、指の屈伸方向がホイールに対して斜めになってしまって、とても変な感じ。

なので、クリックボタンの真ん中あたりに指の先が来るように浅めに握り、小指の側面はべったり机に付けるイメージにすると、自然なフォームになる。

そうなると、今まで疲労軽減で使っていた手首パッドは必要ないかな。

ボタンのクリック感は、M570やM-XT3DRBKはぐんにゃりした感じだったのに比べて、ややしっかり目。好感触。
ホイールにもクリック感があるので、これも扱いやすい。

1日使えば、違和感は慣れます。笑

慣れてしまえば、さすが快適です。
マウス操作での疲労感はほぼ感じないレベルになるかと。
ポインタの動きも自然だし、設定ソフトで小さく動かしたときと、そこから大きく動かしたときの加速具合も設定できます。これは複数ディスプレイで非常に有効。

ワイヤレス接続は無線の他にBluetoothも選べます。
ボールは34mmなので、ELECOMやLogicoolのものにも変えらます。
今のところは付属のものを使っていますが、もしかするとLogicoolのものに変えるかも。
(実際、M-XT3DRBKはM570のボールに変えてました)

それと、もう一つの特徴は、ボタンの機能配置の自由さ。

各ボタンに昨日を割り当てられるのは当然として、キーボードのショートカットキーとの組み合わせで機能を設定できる点。
個人的に便利だと思ったのは、Altキーを押しながらポインタを動かすと、水平もしくは垂直方向にしか動かなくなること。
親指トラックボールあるあるなのだけど、ポインタで直線を引くことが難しい。
なので、この機能があると、例えば長い文章をドラッグするときなんかに非常に助かる。

Kensigtonの製品は丈夫なのも有名なところ。
今後長い付き合いになるかと思うが、ボタン機能の設定なんかは使いながらいろいろ試したく。

 

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