機材紹介 その5 ~ Aria ProⅡ PE-DELUXE-KV ~

<<追記あり>>
Ariaの銘機、PEでございます 笑
浪人の頃もバンド組んでまして(汗)、その時のバンドのベーシストが高校の頃からの付き合いで、当時、金町のそいつの部屋に遊びに行ったりしてたんですが、そいつがいきなり、このギターあげるって言われまして、貰ったのがこのギター 笑

そいつも、知り合いから譲ってもらったらしいのだけれど、持っててもギターは弾かないので、もったいないからとのこと
レスポールタイプのギターを持ってなかったので、素直に嬉しかったので喜んでもらってきました
そんな流浪のギターです 笑

 

ボディ メイプル(削り出し)
ネック メイプル
フィンガーボード ローズウッド
ナット 牛骨
ブリッジ Keller #2220B
ピックアップ フロント:CLASSIC POWERⅢ
リア:SEYMOUR DUCAN SH-1b “59”

レスポールタイプのギターなので、当然メイプルトップのマホガニーバックのボディかと思ったら、なんとメイプル1ピース!(当時のカタログに「削り出し」とあります)
しかも、ケーラーユニットが載っているので重い!!恐らく5kg以上あるんじゃないかと
(ストラトは平均3.2~3.5kgくらい)

リアピックアップは、CLASSIC POWERⅢのままだとなんだかパンチが効いてない感じがしたので、ESPの名ピックアップ、LH-200に換えちゃいました

そのおかげもあってか、歪ませるとジャキッとした張りがあって、しかもローからガツンとくる感じです
全体にはハイミッドにピークがある感じですが、ローも結構出てるのでバランスはいいです

ケーラーを載せるとハイポジションのサスティンが弱くなると言われますが、このギターに限ってはそんなことはないです
LH-200自体がロングサスティンが売りだったりするので、それもあるのかも知れませんが音の伸びに不満はないし、むしろ良く伸びてくれます
そもそもこのギターではハイポジションでバリバリ弾くより、ミドルからローポジションで朗々と歌わせる方が合ってますけどね 笑

このLH-200、迷彩ギターで登場した先輩経由で入手したものでした
2つ上のLOUDNESSをバリバリ弾いちゃうタッカンフォロワーの先輩が、ついにESPのランダムスター(高崎晃モデル)を手に入れたのだけど、なんかリアのピックアップが気に入らないと、確かギブソンのダーティーフィンガーだったかに換えちゃったんですね
で、弾き出されたそのリアピックアップを件の先輩が譲り受け、私に譲ってくれたという経緯
なので、スタンプ時代の貴重なLH-200
その当時はお下がり程度にしか思ってませんでしたが、とんでもない話です 笑


<<追記 2020.10>>
と、思っていましたが!!
なんと先日、弦交換の際に、ふとピックアップを確認したくなり、外してみると…..

なんと、裏にはSEYMOUR DUNCAN SH-1のステッカーが!!

LH-200から更に、SH-1 “59” に載せ換えておりました!💦

かすかな記憶をたどると、確か、P-PROJECT NA-HT-2 のピックアップをモンスタートーンに換える際に、一緒にSH-1も買っていたんですねぇ
これを、PEに載せたのをすっかり忘れておりました(笑)


ケーラーについては、あまりアーミングの感じが好きではない(一方で、この滑らかな感じがイイ!というマニアな人もおります 笑)ので、アームバーは外してしまいました

今回、ここで紹介するにあたって、改めてPEについて調べていたのだけど、このギターはカタログやネットの情報も総合すると、1985か1986年製だと思われます

この時、Ariaのギターを制作したのは松木工業
俗にいうマツモク製なんですね

1970~1980年代のトーカイ、グレコ、フェルナンデス、アリアのギターは松木か富士弦で制作されていましたが、これらのギターは海外でも非常に高い評価を受けていました
(フェンダー、ギブソン系のコピーモデルでもめてはいましたが)
アリアはWestoneという海外向けブランドも持っていましたが、イギリスでは一時WestoneがシェアNo.1にだったそうです(海外11ヶ国に展開)
で、そのWestoneのギターを作っていたのが松木工業(マツモク)なんです

今、ジャパニーズビンテージと呼ばれ珍重されるものは、このころにマツモク、フジゲンで制作されたもののこと
マツモクについての詳細は下記に詳しくあります(興味のある方にとってはかなり読み応えのあるものですよ!)

マツモク工業株式会社(ミシンキャビネット製造メーカーからギターメーカーへ)

そんなある意味貴重なギターだと知らずに、ほとんど弾かずにしまい込んでおりました 笑
最近になって、またHM/HR路線への回帰もしてみようかと思い現役復帰です

でも、さすがマツモク製だけあって創りはしっかりしてますし、とても丁寧な仕事で作られているのがわかります
ヘッドや指版のインレイも貝を使っていて、家具みたいな格調があります

ネックはセットネックの630mmミディアムスケールで、割と細身の薄めです
レスポールに比べて若干ボディが小さめというかスリムなので、ネックが長く感じるのでロングスケールかと思っていましたが、ミディアムでした

生音で弾いていると分かるのですが、なんとなく箱鳴りしてる感じがします
これってレスポールでも同じなのですが、弦振動の体への伝わり具合や鳴っている音自体も反響している感じなんですね
ストラト系のボディだと、もっとダイレクトに振動を体に感じるし反響する感じはないんです
こっちに慣れているので、レスポール系のギターを生音で弾くと違和感(別に嫌ではないけど)を感じます
このギターがメイプル1ピースで、レスポールがマホガニーバック/メイプルトップでも同じ感じなので、材の違いではなく恐らくは形状の違いなんでしょうね
セットネックとデダッチャブルの違いも大きいかもしれません

クリーンもしっとりした落ち着きもあるし、かなり歪ませてもキッチリまとめてくれるので、今や裏のメインギターになりつつあります 笑


夢を形にする収入を得る方法を探しているのであれば、ここにその答えがあるかもしれません

冒険家志望のあなたへ


 

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