機材紹介 その3 ~ 迷彩ギター(元 Tokai Silver Star SS48) ~

機材紹介3本目はド派手なギター 笑
実は、手にした一番最初のギターです

と言っても、原型の面影もないほどに改造されつくしております 笑

ボディ アルダー
ネック メイプル
フィンガーボード メイプル
ナット FRT式ロックナット
ブリッジ Ibanez FRTコピー
ピックアップ フロント:Tokai Original Single
リア;Seymour Duncan SH-1b “59”

元々は Tokai Silver Star SS48
そうです。今やジャパンビンテージとして注目されている、70年代フェンダーストラトのコピーモデルです

元々はこんな感じ

画像小さくてスミマセン 70年代ラージヘッドモデルです
指版はメイプルでしたが、ボディーの色はこの赤でした。
キャンディーアップルレッドよりも深い感じのメタリックレッド
色的には気に入ってました

それが何でまたこんな姿に….

高校に入ってすぐに、親に買ってもらったギターでした
しばらくはそのままの形で弾いていました

しかし、HM/HRにのめり込んでいくうちに、どうも普通のストラトじゃ満足しなくなってきていたんです
当時のLAメタルのギタリスト達はこぞってJaksonやCharvelといった、ストラトにハムバッキングピックアップを載せたギターを使っていました。(その始まりは エディ・ヴァンヘイレンなんですが、その話はまた今度)
自分もハンバッカー載せたいなぁ….と思うようになっておりました

高校では寮生活だったのですが、1つ上の仲の良かった先輩とギターの話になった時に、じゃあ、ハンバッカー風にしちゃえばいいじゃん!となりまして 笑
この先輩、器用なんですがちょっとおせっかいなところもありまして、自分に改造させろって言いだしたんです 笑

で、どうしたかと言えば、なんとセンターピックアップをリアピックアップにくっつけるように配置したんです
確かにハンバッカーの成り立ちは、シングルを2つ並べたものですが、その頃の我々の頭には、極性を逆にして並べる、なんてことは毛頭入っておらず、ただ、センターをリアに寄せただけのものでした 笑
ノミでセンターからリアのザクリを削ってしまった形跡は今も残っております

そのうち、ほんまもんのハンバッカーを入手します
当時入り浸っていた楽器店の店員さんが、ダンカンのピックアップを安く売ってくれるというのです(ピックガードをホットナイフでガタガタにして無理やりシングルをリアに寄せているギターを見て不憫に思ってくれたのかもしれません 笑)
仕送りを切り詰めて、なんとか買いました(当時アルバイト禁止だったので)笑

ダンカンの”59”というモデル
セイモア・ダンカンがギブソンのオリジナルPAFを再現したというものです
もっとパワーのある「パーリー・ゲイツ」やジェフベックモデルの「JB」などダンカンでもいろいろありましたが、当時はダンカンというだけでもう満足でした

ここで件の先輩再登場 笑
ガタガタになっているビックガードをヤスリで削り直して、ハンバッカーを載せてくれました
配線の知識は当時なかったので、助かったと言えば助かりました
でも、仕上がりは…..笑

しばらくその状態でギャンギャン弾いてました
実際、“59”との相性も良く、歪ませるといい感じにドライブしてくれました

当時(今でもですが)お気に入りだったのが「Rough Cutt」というLAメタルのバンド
ここには2人のギタリストがいたのですが、その一人のアミア・デラクが戦闘機の迷彩をモチーフにしたペイントのギターを使っていまして、これがまたカッコ良かったんです

そのことを件の先輩に話していたら、彼のおせっかいに火が入りました 笑
アミア・デラクモデルのペイントをするというのです(!)
そのまま、私のギターと資料としてPlayerを奪い持ち去っていきました
(このころ、すでにAria ProⅡのギターを手に入れて、そっちがメインになってましたので、音楽活動に支障はなかったです 笑)

2週間ほどして、戻ってきたときにはこのボディになっておりましたよ 笑
正直、近くで見ると非常に粗い仕上がりですが、少し離れてみればそのものっぽい 笑
ピックガードもクリアになっていましたしね
ブリッジもFRT(フロイトローズ)のコピーものが付いてました!
ネック自体はラージヘッドのままでしたが、ナットは外されロックナットに変わっていました
なんでも、軽音の(私の)2つ上の先輩が卒業の際に残していったものだったのだとか
確かESP製だったので、ちゃんとしたものでした

で、変わり果て、中途半端なアミア・モデルとなったギターを持って、例の楽器店にも行っていたのですが、またまた例の店員さん、今度はジャクソンタイプのネックが余ってるというのです 笑
格安で売ってもらいました
で、その際にピックガードも交換して、ブリッジの取り付け直してくれたんです
やはりプロの仕事はちゃんとしてます 笑
ちゃんとスケールを計って位置決めをし、スタッドボルトの穴を一度埋めて、再度開け直してくれました(しかもタダで!!)
これで、ちゃんとしたギターになりました 笑

ちなみにアミア・デラクのギターというのがこちら

Charvel ですが、オリジナルストラトに近いシェイプで、ソロイストでもディンキーでもないです
指版はロースウッド(もしかするとエボニーかもしれませんが、確かローズウッドだったと思う)で、ボディはアルダー、パーツはクロームでブリッジはもちろんフロイトローズ
ピックアップはEMG 81もしくは89で、ボリュームのみ
メタル仕様ですね 笑

そんなこんなで、現状残っているオリジナルのパーツは、ボディとボリューム/トーンポット、フロントのシングル、ケーブルジャックくらいですかね 笑

ネックは幅広扁平の典型的なジャクソンタイプで、ジャンボフレット
ペグは確かGOTOのシャーラータイプだったと思います
最初に載せたFRT型ブリッジは、6弦のコマが割れてしまって、秋葉原のイシバシ楽器で見つけた、Ibanez製のもの(なんと大量激安放出品!1,000円くらい!笑)に交換しました

ボディ鳴りがいいんです
さすが、80年代のトーカイは本家フェンダーよりも作りがいいと、海外アーティストからも評価されていました(来日時に買い付けていくアーティスト続出しました)
このボディだけは手放したくないです

ダンカン“59”は、さすがオリジナルPAFの再現というだけあって、低音から高音までバランスよく出てきます
ピークは中域のやや高音側で、結構深く歪ませても音の分離がいいのでコードがグシャってなりませんし、ピッキングニュアンスも出しやすい
歪ませるとザクザクとした割と細かい歪みになって、気持ちいいんです
クリーンにしてものびやかできれいな音です
派手な外観な割には出力は若干控えめ 笑

で、地味に秀逸なのがフロントのシングルピックアップ
トーカイオリジナルですが、クリーンで鳴らしてあげるとチャリーンととても澄んだ音がします
でも、フロントの位置も相まって、中音がふくよかなので音全体に深みがあるし、前に出てきます
この辺も今でもマニアが追い求める要因の一つなんでしょうね

仕様としては完全にHM/ HR向けということで、現在は全半音下げチューニングにしてあります
コイツでザクザクとリフを刻むといい感じになれます
最近は表舞台に出ることはほとんどないのですが、機会があればステージに引っ張り出したい1本でもあります

 


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