メガーヌR.S. インプレッション

明けましておめでとうございます
今年もどうぞよろしくお願い致します

本当は昨年末から書き始めていたのだけれど、書きたいことが多すぎて、ついつい途中で筆(?)を止めてしまっておりました💦

さてさて、2,000km乗りまして、ようやく自分の手足になってきた感じがしますので、乗り換えインプレッションなぞ

第一印象

受け取って、走り出しての印象は

「下からのトルクが太いっ!!」

1,000rpmあたりでクラッチミートしても、スルスル走り出す
2速発進だって普通に可能

レガシィRSも250PSだったけど、水平対向E/Gはどうしても低回転でのトルクが細いし、155もツインスパークはよく回るんだけど、下がスカスカだった
走り出しのクラッチミートには気を使ったもんだ

なので非常に扱いやすい

久しぶりの左ハンドルなので、最初は2,000rpmあたりでの早めのシフトアップでゆったり流すイメージ
全域にわたってトルクモリモリなので、そんなクルージング的な走り方も気持ちいい

本気でアクセル踏んだらどうなっちゃうんだろう….
つかこのトルク感に慣れちゃったら、スバルのMT車なんて乗れなくなっちゃうかも
(まあ、最近のスバル車も下からトルク出るって話も聞くけど)

パワートレーンとしての第一印象は、一言でいえば「ジェントル」

アルファロメオやフェラーリは、本当に踏み込んだ瞬間にヤル気にさせるようなエンジン音とトルク感があるのだけど、このエンジンはよく躾けられてて、とてもスマート(笑)
いつの間にか結構なスピードに乗ってるし、そのクセ、いざって時はグワンッとパワーを吐き出す
4,000rpm以上は別の顔を持ってますね、音にしろ、フィールにしろ

で、面食らったのは車幅

1,850mmもあんだもん(笑)

Alfa GTが1,765mmだから、10cm近くも広い
ちなみにアルファロメオ155が1,730mm
155 → GTの時はあまり違和感なかったとは言え、それでも幅広くなったなぁと実感することしばしば
今回は強烈に車幅を感じる(笑)

ただ、車輪は割とクルマの四隅にある感じで、車輪の位置自体は掴みやすい
最初はなかなか左に寄り切れなかったけど、これはシートポジションで解決

シートは、さすがレカロ
なんせ疲れない
納車後すぐに1,800kmのロングドライブを敢行したけど、腰が痛いとかしんどいとか皆無
ヨーロッパ人向けの設計なのか、以前155で使ってた時のようなタイトなホールド感はないけど、それがかえってロングドライブでは効いてるのかも
サーキットでは4点留めサベルトを入れるつもりなので、問題ないでしょう

実は、クルマを受け取ってすぐの時は、シートポジションを一番下げてました
自分がタッパがあるし、スポーツタイプのクルマだったら着座位置は低い方がいいでしょうという思い込みから、一番低いポジションに…
しかし、どうも左に寄り切れない

で、少しシートを上げてみたら、あら不思議、格段に車幅感覚が掴みやすくなったのでした

ほんの2cm程度かと思うのだけど、こんなに違うもんかと
目安はボンネットのラインに目線が合う感じ(うまく表現できない💦)

どの車でもそうですが、ドライビングポジションを合わせる事は非常に重要
全ての調整機構をフル活用して合わせれば、安全であることはもとより、疲労も少なく、何より運転が楽しくなります

足回りについて

「それほど固くないじゃん」

55,000km走行してるから、ショックの角は取れていることもあるのだろうけど、タイヤは35扁平
もっとゴンゴン来るかな、と覚悟していたら肩透かしをくらった感じ
まあ、純正ショックの寿命が実は6万km程度という話も聞くので、その辺もあるのかなぁ

でも、それはフラットな路面での話

少し荒れた路面になると、途端にドンドン突き上げてくる
メディアのインプレッションだと、それほど気にならない的なことを書いてあるのもあったけど、こりゃ固いよ(笑)
フラットな路面ではもう、一般道でも高速でも気持ちいいの一言

これは、40扁平のスタッドレスに換えても同じなので、サスももちろんだけど、シャシー全体で締め上げてあるせいだと思う

Phase1から本国仕様では「シャシー・スポール」と「シャシー・カップ」が用意されているが、日本に入ってきているのはすべて「シャシー・カップ」
シャシー・スポールに対して、アンチロールバーで13%、前ダンパーは35%、後ダンパーを38%それぞれ締め上げ、総体でロール剛性を15%上げているのだそうだ

そりゃ固いよね(笑)

で、ちょっと気になったのが、というか気が付いたのは、ちょっとした段差を片側の前輪が乗り上げた際に、同じ側の後輪が浮き気味になるような感覚があったこと
これは決してネガではなく、シャシーがそれだけ固い証拠
それと、リアがトーションビーム式ということもあるのかもしれない

ともかく、車体はピシリともミシッとも音がしない
ガッチリしている印象
個人的に驚いたのは、フロント寄りにあるジャッキアップポイントで上げてやると、前輪はもちろん、後輪まで上がる!!
これって、シャシーがかなりガッチリしてるから?
後輪がトーションビーム式だから?これは、後輪の方が前輪よりも伸びてるから違う….
まあ、ともかくこれはジャッキアップの回数が半分になるので非常に便利

操作性

クラッチは軽い
これだけのスポーツモデルだから、もっと重いのかなと思っていたけど、軽くてビックリ
ただ、これは個体差大の様子
ミートポイントは割と奥かな
ただ、アイドリング付近のエンジン音がかなり静かなので、音でミートポイントを探るのは難しい

シフトのストロークは短くはない
もう少し短かったらベストかなとも思うけど、シフトフィールは割とコクっとしてるので好感

ステアリングは電動アシストということだけど、フィーリングはごく自然
代車のメガーヌ2に乗った時に、「なんじゃ、こりゃ!?」と思うほどステアリングに違和感があったのだけど、その感覚は全くなし
油圧と変わんない
面白いのは、キーを差し込むと、一瞬コクっとハンドルが動くというか振動すること
ああ、電動なのね、とわかる瞬間(笑)

大きく舵を切った状態で発進しようとすると、LSDが効くのかゴリゴリ音がするときもあり
でも、これはスタッドレスに換えたら無くなったから、グリップの高い夏タイヤのせいなのかな?

ハンドリングはそれなりにクイックだけど、GTの方がクイックだったかなぁ
ただ、意外に小回りは効く感じ(GTはホント小回りの利かない子で、6m道路でのUターンもできなかった)

フランス車って、大きいクルマでも意外に小回りが効く
その昔、親戚の叔母さんがシトロエン CX パラス → エグザンティア → XM とシトロエンのデカいやつを乗り継いでいたのだけど、「意外に小回りが効くのよ~」と、あの巨体を下北沢の裏路地に平気で引っ張り込んでいたのを思い出す

ブレーキは非常によく出来てると思う
ブレンボ4PODだから、さぞや効くのだろうと思っていたけど、効き方は非常にナチュラル
踏んだだけジワっと効く感じ
もちろん床まで蹴っ飛ばせばガンっと効くだろうし、ほんと踏んだら踏んだだけ効く
155もGTも若干ブレーキは弱い感じだったから、これは安心感大

ハンドルレバーのコントロールスイッチ類は、いろいろ付いてて、それぞれにいろんな役割が振られているので、最初はチンプンカンプンでしたが、ちょこちょこいじっているうちに自然に覚えました
慣れれば非常に便利なギミック

慣れてくれば….

2,000km以上走ってくると、ようやく車幅にも慣れ、感覚が車体の四隅まで届いてる感じになってきました
こうなってようやく「自分の手足」になった感じ

納車時に履いていたパイロットスポーツはもうスリップサインも出てるし、トレッドの肩にヒビが出てきてるのでもう限界
なので早々にスタッドレスに履き替えてしまったことから、まだ全開にすることも出来ず、ワインディングを楽したりはしないですが、ポテンシャルの片鱗はビシビシ感じます

エンジン回した印象とか、夏タイヤになってから本格的に書こうかと思います

 

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